■北の国から2012
北海道は三度目。それでも飽きない魅力がある。魚介類が美味しい。お魚天国だぜ。
関西国際空港。内陸に住んでいるので、空港より海のほうが珍しい。
新千歳空港に到着。二時間と少し。昔は電車で二日かかったのに……。
北海道ラーメン道場。有名なラーメン屋が並んでいる。広めの通路がいい。
雪あかりという店の札幌ラーメン。サッポロ一番に具材(バター、コーン、チャーシュー、ネギ、メンマ)を足すと近い味にはなる。
電車に揺られて富良野へ。
楽しみにしていたラベンダーは手遅れであった。八月初頭で終わりらしい。強者だけが生き残る荒野の掟である。
中富良野のトミタファーム。サルビアが咲いていた。こういうのが見たかったんだよ。
花言葉は「良い家庭」「家族愛」「家庭の徳」「燃ゆる想い」「知恵」「エネルギー」「全て良し」
北の国から記念館。老人になったら見直してみようかなー。
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遺言
純、 蛍、
俺には、お前らに残してやるものは、なんもない。
でも、おまえらには、うまく言えんが、残すべき物は、もう、残した気がする。
金や品物はなんも残せんが、残すべき物は、伝えた気がする。
正吉や結ちゃんには、おまえらから伝えてくれ。
俺が死んだ後の麓郷は、どんなか?
きっと、なんにも変わらんのだろうな~。
いつもの様に、春、雪が溶け、夏、花が咲いて、畑に人が出て、
いつものように、白井の親方が夜おそくまでトラクターを動かし、
いつものように、出面さんが働く。
きっと、以前とおんなじなんだろう。
オオハンゴウソウの黄色の向こうに、
雪っ子おばさんや、すみえちゃんの家があって、
もしも、おまえらがその周辺に、拾ってきた家を立ててくれると、うれしい。
拾ってきた街が、本当に出来る。
アスファルトのくずを弾きつめた広場で、快や孫達が遊んでたら、うれしい。
金なんか望むな。幸せだけを見ろ。
ここには、なんもないが自然だけはある。
自然は、おまえらを死なない程度には、十分、毎年食わせてくれる。
自然から頂戴しろ。
そして、謙虚に、慎ましく、生きろ。
それが、父さんのお前らへの遺言だ。
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脚本家の倉本聰さんのコラム。3.11の反省として、自然主義への回帰や反革命を唱えている。五郎の考え方は子供の頃から好きになれない。
純役の吉岡秀隆さんのCM。四十代になっても繊細でモラトリアムな雰囲気。
札幌に到着。北海道庁の赤レンガ。駅から近く綺麗な場所なのでオススメ。
さっぽろテレビ塔。最終兵器彼女では、札幌空襲でミサイルの直撃を受けて大破する。
時計台。旧札幌農学校演武場。クラーク博士は時計台で授業を行ったことはありません。
魚屋の台所で夕食。バフンウニ美味い。生きたままのホタテもおまけしてもらった。同時に手痛い散財……。反省はしているが、後悔はしていない!<キリッ