« ■名古屋リポート! | メイン | ■『たったひとりのしまなみ縦走!』前編 »

■余呉湖、伝説の羽衣を追え。リポート

知人とワカサギ釣りに行ってきました。

滋賀県余呉駅。旅に来たって気がする。

余呉湖は天女が天から舞い降り、水浴び中に羽衣を隠され、天に帰れなくなるという風土記羽衣伝説の舞台。天使の螺子の作中でも引用していた。

『天の八女(やおとめ)、ともに白馬となり、天より降りて、江の南の津で浴す。伊香刀美(いかとみ)西山に有りて、遥かに白鳥を見る。その形奇異なるによりて、もしやこれは神人(かみこの)かと疑(おも)いて、住(ゆ)き是(これ)を見るに、実に神人なり。是に於いて、伊香刀美即(ただ)ちに感愛を生じ、環去するを得ず。窃(ひそか)に白犬をやり、天衣を盗み取り、弟(いうと)の衣を隠し得たり。天女、これを知り、その兄(あね)七人、飛びて天上に去る。その弟一人飛び去るを得ず。天路(あまぢ)、永く塞がり、即ち地民(ぢのたみ)となる。』

ここで水浴びしていたという話。羽衣を盗み取る伊香刀美は卑劣漢。

『天つ風 雲の通ひ路 吹き閉ぢよ をとめの姿 しばしとどめむ』

百人一首とも関係するのかな。天女さま神々しい。

近畿屈指のワカサギ釣り場で釣果は平均40匹程度といわれている。
四時間くらい粘ったが、結果は……。

惨敗ッ!! ビジターセンターでてんぷらにしてもらった。